GⅠ有馬記念 2020 事前予想+全頭診断
GⅠ有馬記念 2020 事前予想
最初に自分なりの全頭診断を。
1.バビット
前走の菊花賞の敗戦は馬体重マイナス12キロで逃げることができず、3000mを走るというのはこの馬には苦に感じるレースになったと思うので、特に気にしなくてよいかと。本質的には2000m前後が適性距離だと思いますが、今回菊花賞からの距離短縮という臨戦過程なので2500mはなんとか持つのではないでしょうか。同型のキセキの出方にもよりますが、今回人気薄であり、楽に逃げれた場合は非常に怖いです。単勝多点買いなら絶対に買い目に含めておきたい馬です。
2.ブラストワンピース
現状では持ち前のパワーを活かして自分より地力で劣る馬をねじ伏せる競馬が一番良いか。個人的には2500は長いように感じる。2年前の有馬記念は菊花賞を後ろから差し届かず、距離短縮でペースも速くなって本質的には適性距離より長いことをぼかしてスムーズに差し込めたことが勝因で、個人的には条件ががっちりハマっての勝利と感じました。今年の戦績からここで劇的に変わってくるとは思えないです。
3.クレッシェンドラヴ
中山替わりは、間違いなくプラスに働くでしょう。しかし今年の福島記念のパフォーマンスからやはり自分よりパワーが劣る相手に対して2000m前後の距離で体力活かして捲り気味に進出する競馬が一番合っているように感じます。さすがに荷が重いのでは。
4.ラヴズオンリーユー
3年前のクイーンズリングに被る存在です。長距離の経験が浅く、内枠からしっかり先行してきそうで怖い存在です。ただ無敗のオークス制覇から少し能力は落ちてきているのではないかと感じています。紐で警戒したいです。
5.ワールドプレミア
前走のジャパンカップは約1年ぶりのレースで馬体重を10キロ減らしてきたので自然と差しに回って、6着。個人的に菊花賞は相手が弱く、枠、展開含めがっちりハマった。菊花賞からの距離短縮で体力補完して有馬記念は最後尾から着を取りに来る競馬とこの馬の強さを少し疑っています。馬体戻してラチ沿いをどれだけ前のポジションにつけられるかが鍵と見ています。(外枠なら迷いなく×印なんですが…内枠が厄介です。)人気すると思うので、3着候補辺りに留めておきたいです。
6.キセキ
個人的には好きな馬で、是非この舞台で印を打ちたい馬です。私情込みで「キセキ」を期待したいです。しかし秋4戦目で中山2500に向かう臨戦過程は厳しすぎる。(天皇賞秋からの直行なら本命まであったのに…)ここは個人的には捲り競馬がベターだと思いますが、短期疲労が堪えて捲りきれずになりそうで、実行するのも難しいでしょう。前走のジャパンカップで馬の闘争心に火がついて、ゲート五分に切れば逃げる競馬が濃厚になりそうです。しかし前走のようにハイペースで逃げる競馬は馬への負担が大きいもので、今回は昨年のアエロリットのように最後バテバテになってしまう気がします。調教後馬体重が524キロで中3週で前走から16キロ増えているのも疲労で調整が上手くいってないのかなと勘ぐってしまいます。
僕らは知っている 奇跡は死んでいる 努力も孤独も 報われないことがある だけどね それでもね 今日まで歩いてきた 日々を人は呼ぶ それがね、軌跡だと
浜中騎手は京都大賞典とジャパンカップの競馬を見て、一本調子で自分のペースで乗ることで、キセキの良さを引き出していて手が合っていると思います。予想では印は打てませんでしたが、キセキの復活の勝利を一ファンとして期待して応援します。
狭い広い世界で奇跡を唄う。
7.ラッキーライラック
ここが引退レースのラッキーライラック。お疲れ様でした。アーモンドアイと同世代のこの馬も今秋で引退なのは寂しいですね。前走のエリザベス女王杯は実質札幌記念を軽い凡走で叩いての良い臨戦過程でルメール騎手が早目に前に取り付くファインプレーもあり勝利。(エリザベス女王杯のレースレベルも個人的には疑問符)今回は秋3戦目で前走からの上積みがあるかは正直疑問です。また中山2500も正直少し長いでしょう。調教後馬体重の536キロも中5週で前走比プラス14キロと5歳の牝馬でこの時期かなり増えてくるというのは若干調整苦戦している?感じで前進する要素は少なく、人気も加味して紐で抑えるかどうか悩む所。
8.ペルシアンナイト
長距離鮮度があるのは魅力ですが、近走のパフォーマンスから少なくとも頭は考えづらい。ただ紐まで来るかと言われると近走から大きな前進も見込めず、ここは掲示板に乗れるかどうか位が精一杯ではないでしょうか。
9.クロノジェネシス
クロノジェネシス。私は京都記念、大阪杯、宝塚記念、天皇賞秋と全て本命を打ち続けてきました。今年は秋華賞で見せたパフォーマンスからずっと追い続けると決めていたので年末のグランプリは初志貫徹。グランプリ連覇だ。
(当日は馬体重増えてきそうなので、先行策に期待していますが、堂々捲り気味に進出でもいいと思います。それで後ろに無欲で溜めていた馬に差されたらしょうがないか。中山2500mも体力活かしたいとはいえ京都記念や宝塚記念より更にタフになるのが不安ですが、ここは能力を信頼して。)
10.カレンブーケドール
前走のジャパンカップは強い競馬ですが、今回ジャパンカップを目一杯走った後の中3週が少し不安ですね。中山コースの紫苑ステークス、オールカマーを能力的に格下の相手に取りこぼしているのも少し気になります。実力的には他馬にひけをとらないと思うので、そこそこ重い印は打たなければいけないか。(個人的には津村騎手とコンビ継続してほしかった…)
11.モズベッロ
週中は穴候補と見ていましたが、調教後馬体重を見て前走比マイナス2キロと中山2500を半年の休み明けで馬体重増やさないで臨むというのは過酷ではないかと感じて評価は落とさざるを得ない。枠も工夫が利きづらい所で…宝塚記念3着馬にしてはあまりにも人気が無いので、三連系の紐で抑えるかどうかという評価で。
12.オーソリティ
前走のアルゼンチン共和国杯は相手は少々物足りないものの、完勝といえる内容。中山2500を体力活かして突き抜けるイメージは湧かないが…(ここ勝つようなら弥生賞もう少し走っていたのでは?)勢いは怖いので渋々紐で抑えか。
13.フィエールマン
前走の天皇賞秋でアーモンドアイに迫った末脚は魅力。ただ前走は休み明けもマイナス12キロでダッシュは付きにくくなるので差し競馬濃厚で、臨戦過程も距離短縮で自然に差しに回れてまた仕掛けもクロノジェネシスが仕掛けてから、少し待っての仕掛けで着を取りに行く競馬に見えた。そして今回タフな中山2500に臨むにあたって前走の反動が心配材料になってくる。外枠で正攻法でコーナーでポジションを徐々に押し上げるも、最後の直線接戦になった時、踏ん張りが利くのか。キャリアが比較的浅い点は長距離戦にとってプラスに働くと思うので、蓄積疲労の少なさと能力の高さとルメール騎手の手腕で。
14.サラキア
勢いに乗る5歳牝馬。ここ3戦上がり最速で追い込み競馬でここも後ろからの競馬が濃厚。しかし2戦連続で疲労を残しやすい追い込み競馬で、秋3戦目タフな中山2500に向かう臨戦過程で前進は難しいだろう。後ろで溜めて他馬の破綻待ちになると予想されるので、抑えるとしても3着までか。
15.オセアグレイト
中山3600を接戦勝ちで中2週で中山2500の条件で格上げの有馬記念はさすがに厳しすぎる。
16.ユーキャンスマイル
ジャパンカップが余りにも走らなすぎか。中山2500で坂のあるコース形態も不向きで大外枠では厳しい結果になりそう。
事前予想
◎9クロノジェネシス(単)今年はこの馬と共に。
○13フィエールマン 地力確かで。
▲10カレンブーケドール 能力評価。
☆4ラヴズオンリーユー 内枠でじっと待機。
△12オーソリティ試金石。
×5ワールドプレミア 好枠引いて。
×7ラッキーライラック 渋々抑え。
×1バビット スムーズな逃げなら。
オススメ買い目 馬単9-13,10,4(6:3:1)
配当妙味B 自信度B⁺ オススメ度B⁺
今年はクロノジェネシスで締め。
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